リフォームお役立ちコラム

建築アレコレ第七回

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年の暮れになりました。

邦友建設も年末年始の予定が出て(29日が最終日、年明け5日より始業)、なんとなくソワソワした感じがしています。皆さんはどのように過ごす予定でしょうか?今回は全く建築に関係のない話です。日米のアメリカの年末年始について書こうと思います。

 日本はお正月を始め三が日を大切にしますが、アメリカでは大晦日(ニューイヤーズ・イブ)に大勢で集まり、新年(ニューイヤー)に向けてカウントダウンをします。同時多発テロ前の2000年に行ったニューヨークのタイムズスクエアガーデンでカウントダウンを経験しました。タイムズスクエア・ボールと呼ばれる機械仕掛けの巨大なボールが落下する様子は幾重もの人垣に遮られて見ることはできませんでしたが、その後の大量の紙吹雪には圧倒されました。道路に雪のようにうず高く積もった紙吹雪とその中を歩く騎馬警官に「ハッピーニューイヤー」と挨拶された思い出があります。

 しかし、お正月は何かをするということはありません。

日本の初詣のようなものはなく、家族で集まるわけではなくスーッと新年に移行する感じです。そんな季節感のないアメリカで10年近く過ごした自分にとっては、どんなイベントをやっているかで季節を感じたものでした。スポーツ好きの自分にとっては、それはスポーツイベントを指します。

 例えばアメリカでは年末年始にカレッジフットボールの大きな試合を何試合もします。その中にお正月にはローズボウルというロサンゼルス近郊にある歴史のある会場で大学のアメフトのトップチームを決めるための試合がありました。その試合を見ると年が始まるのを感じるのでした。高校サッカー選手権や箱根駅伝がお正月の風物詩のような感じでしょうか?

 とは言え、サンクス・ギビングやクリスマスの方が遥かにイベントの規模としては大きいイメージです。「いつの間にか10月にショッピングモールにクリスマスソングが流れるようになってしまった」と報道されるくらい、クリスマスの存在感は増すばかり。だからでしょうか、年末年始は静かな印象でした。

 コロナの影響でここ二年はあまり大っぴらに大晦日や初詣で家族・親戚で集まったり、出かけたりするのが憚られる雰囲気がありました。少し落ち着いた今度の年末は、賑やかに過ごしたいものです。それでは、また!