リフォームお役立ちコラム

建築アレコレ第三回

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建築アレコレ

 

3回は照明の話です。

日本とアメリカを行き来していた頃、「ああ、日本だな」と思う瞬間にコンビニに入ったときの店内の明るさがありました。アメリカの暗い照明に慣れていた私が思わず目を細めてしまう程の照明の強さは、日本特有のものでした。

 

大学留学直後は寮に入っていた私は、ご飯のまずさとパーティの騒音に耐え切れず三か月でキャンパス外のアパートに友人達と引っ越ししたのですが、驚いたのは照明の少なさ、暗さでした。8畳くらいの部屋にダウンライトが数個しかなかったり、まったく照明のない部屋もあったり。家具も全くなかったので、まずベッド用に寝袋とテレビ、そしてライトスタンドを買ったのが懐かしい思い出です。

 

アメリカやヨーロッパの方が照明が暗いのには、色々と理由があるのでしょう。ただ、レストランについていえば高級になればなるほど、照明が暗い気がします。私もアメリカ生活が長くなるにつれて照明を落としてガスランプみたいのがテーブルに置いてあると「あ、おしゃれだな」と思うようになっていました。ただ、こんなに暗いと何を食べているのかわからないな、とも思いましたが。

 

今も外国の方が利用する住宅や施設に行く機会がありますが、照明に対する認識の違いを感じます。さすがに暗いんじゃないかと思うような部屋も「仕事中も窓からの陽ざしだけで十分。電気は付けないよ」と言われた時には、日本人は照明を使いすぎているのかな?と分からなくなります。

 

そういえば、シアトル・マリナーズの本拠地に初めてLEDの照明が入った時に、眩しすぎると文句を言っている選手が結構いたことを書いていて思い出しました。その反面、レベルの低いマイナーから上がってきたバッターが、メジャーで成績が良くなることがありました。なんで?と聞くとメジャーの球場の方が明るくてボールが見やすいからとの答え。人によって最適な明るさがあるという話でした。

それでは、また!