リフォームお役立ちコラム

キッチンリフォーム 間取りとカウンタータイプはどれがいい?

「キッチンが古くなってきたので、そろそろ新しくしたいなあ」と思ったらまずは間取りとカウンターのタイプからチェックしてみましょう。

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キッチンの間取り

キッチンの間取りは大きく分けて3つあります。独立型キッチン(K)、複合型ダイニングキッチン(DK)、複合型リビングダイニングキッチン(LDK)です。20年位前までは、独立型や複合型ダイニングの間取りが多かったですが、ここ最近は、複合型リビングダイニングの間取りが人気ですね。

独立型キッチン(K)

料理をするキッチンが居室から独立した間取りです。

メリット:ドアで他の部屋と仕切られているため煙やにおいが居室に充満しません。独立しているので料理に集中できます。自分のペースで料理ができます。
デメリット:独立しているため、他の居室での様子が分かりにくくなってしまいます。小さいお子様が遊んでいる間に料理したいという方には不向きです。

 
複合型ダイニングキッチン(DK)

料理をするキッチンと食事をするダイニングを1つの部屋にし、リビングとは分けた間取りです。

メリット:配膳や後片付けが楽です。食事の場であるDKとくつろぎの場であるリビングを分けることができ、メリハリがつきます。
デメリット:ダイニングテーブルからキッチンが丸見えなので、特に来客時は生活感が隠さず気になることもあります。

 
複合型リビングダイニングキッチン(LDK)

キッチン・ダイニング・リビングを一つの部屋にまとめた間取りです。

メリット:料理をしながらLDの様子が分かるため、特に小さいお子様がいる場合おすすめです。料理が身近に感じられお子様が料理に興味を持ちやすく家族の会話が増える間取りです。また、一つの空間になっているためインテリアを統一しやすく、キッチンを一つの家具として『見せるインテリア』を楽しみたい方にもおすすめです。リビングダイニングの大きさをあまりとれない時にも向いている間取りと言えます。
デメリット:キッチンが仕切られていないため、料理中のにおいや煙、汚れが室内に広がりやすいです。ソファやカーテンににおいがついてしまったり油跳ねや調味料・水撥ねが気になったりしてしまいます。
キッチンが家具のように見えるので、リビングやダイニングのインテリアと合っていないと浮いて見えてしまいます。

次にキッチンのカウンターのタイプを見てみましょう。

キッチンのカウンターのタイプはどこに設置するか、どの形のカウンターにするのかということから選ぶことができます。
まず、設置場所は壁付、対面、オープン対面の3つに分けられます。

① 壁付キッチン

壁につけてキッチンを設置することにより、料理に集中しやすくなります。独立型キッチンだけでなく複合型の間取りでも採用することにより、料理をする空間と他の空間を分けることができます。

 
② 対面キッチン

カウンターの前に壁を新たに作ります。それによりカウンターの上に吊り戸棚をつけることができ収納力がUPします。カウンターの上の部分だけ開いているので、LDの様子が見えるというオープンキッチンの良い点、尚且つ壁に囲われている部分が多いので独立キッチンのように集中できるスペースが得られるという点で2つの良いとこ取りができます。

 
③ オープン対面キッチン

キッチンカウンターの上に吊り戸棚を設けず、オープンになっています。LDが広く見渡せ圧迫感がない一方、全て見えてしまうことで生活感や油跳ねが気になりやすい型でもあります。
手元が隠れるようにカウンターにニッチをつけたり、グリルの前だけ壁を作って油がとばないようにすることも可能です。
対面キッチンのカウンターの片方が壁についているタイプをペニンシュラ(半島)型、カウンターの両端が壁についていないタイプをアイランド型と言います。

次にカウンターの形です。

いろいろありますが、I型(1列・2列)、L型が主流です。
カウンターのトップの形がそれぞれI(直線)とLになっています。I型の1列は、一つのカウンターにシンクとコンロがあるもので、2列は、カウンターとシンクが2列のカウンターそれぞれにわかれているもののことを言います。主流は1列型ですが、2列型にすることで設置場所の幅が狭い時でも対面型にすることができます。

(1列型)
(2列型)
(L型)
 

キッチンを変えたいときには要注意!

お好みのキッチンの間取りやカウンタータイプは見つかりましたか?
最後に、リフォームでキッチンを変える場合に注意しなければならないことがあります。
現在のキッチンの間取りやカウンタータイプと違うものを選びたいときです。特に、マンションの場合、排水と排気の場所が関わってきます。上下の部屋の排水をつなぐための立管の場所がすでに決まっているため、新しいシンクからそこまでの距離が長くなると、排水の横菅の長さが長くなってしまいます。長さが長くなればなるほど、配管の勾配(水が流れるよう傾斜をつけること)をとる必要が出てしまい、そのためには床下の空間が必要になるのです。最近のマンションに多い二重床の場合、床下に空間があるため、比較的自由に移動できるのですが、床下に空間がない場合はその分床を上げて空間を作らなければならなくなります。そうすると、室内で段差ができてしまったり、天井高が低くなり窮屈になってしまうのです。また、排気のためのダクトスペースも排水と同じで場所が決まっているため、大幅な変更は難しいのです。ただ、どうしても変更したい場合はTOTOの配管まわしキャビネットのように床上で排水の勾配を取れる場合もありますので、まずはご相談ください。