建築アレコレ 第二回
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建築アレコレ
第2回はお風呂の話です。
お風呂派、シャワー派。皆さんはどっち派でしょうか?
私はアメリカに行くまではもっぱらお風呂で、シャワーを使うのは海やプールに行った時など他に選択肢がない時でした。
なのでアメリカに行ってほとんどの人がシャワーで済ませているのを見て、軽い衝撃を覚えました。そもそもお風呂が付いていない家やアパート、それにホテルも多く、お風呂が付いている家が当たり前の日本は「本当にお風呂が好きな国民なんだな」と感じました。
ボストンに住んでいた時のこと、古いながら、まあまあお洒落なアパートには、珍しくお風呂がついていたので、ある日お湯を溜めてみることにしました。
向こうのお風呂はとても浅いのに、蛇口から出て来る湯量が少ないので30分以上、ジョボジョボやってやっといくらか溜まったので入ろうとした瞬間、ドアをガンガン叩く音がします。
開けると下の住人だという男性が、水が漏れているが何をしているのか!と凄い剣幕で詰めよって来る。お風呂に入ろうとしただけだと言うと、やめてくれ!と言われてバタンとドアを閉められてしまいました。
そういえば、もう一つアメリカでのお風呂にまつわる思い出。野球の仕事をしていた頃、遠征先のホテルに着くとまず自分の担当している選手の部屋にちゃんとお風呂が付いているか確認するのが自分の役目でした。
選手にとって唯一と言っていいくらいお風呂はリラックスできる場所です。しかし高級ホテルでもお風呂がついていない部屋も結構あるのです。あらかじめお風呂のある部屋を頼んでも何かの行き違いで、シャワーオンリーの部屋になってしまうこともあり、そういう時は部屋を変えてもらうこともありました。
ちなみに自分は水が垂直に降ってくるタイプ(英語ではRain Shower Headって呼ぶらしいですね)のシャワーを初めて経験したのもこの頃でした。正直あまり好きじゃなかったです。チームスタッフの元刑事の70代のおじいちゃんも「わしも嫌いだ。水責めの拷問を思い出す」と同調してくれたのですが、笑って良いのかちょっと分かりませんでした。
高級ホテルでしか見かけなかったので、凄く気持ちいいのでしょうが、これも好き好きでしょうね。
それでは、また!